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介護の職場における休憩環境は、働きやすさに直結する重要な要素です。職場によって休憩室がしっかりと用意されているところと、そうでないところに分かれます。休憩室は、利用者や仕事から離れて、ホッと一息つける大切なプライベート空間です。仕事とプライベートのメリハリをつけたい、休憩中はしっかり気分転換したいと考えるなら、休憩室がある職場を選ぶと良いでしょう。休憩室の設備もチェックポイントです。特に、電子レンジや電気ポットなどが設置されていると、温かいご飯やお味噌汁、飲み物を摂ることができ体も心も温まります。ただし、休憩室が用意されていても、利用者さんの生活スペースから離れていないと、結局は業務の延長になりがちです。応募時や見学時に、休憩室の有無だけでなく、その場所や広さ、設備についても確認しておくことをおすすめします。休憩環境が整っていることは、職員を大切にする職場の姿勢ともいえるでしょう。
休憩室がない施設の場合、職員は車で休憩を取ることが多いようです。一人の時間を過ごしたい方にとっては、車で過ごすひとときが癒やしの時間になるかもしれません。
労働基準法では休憩時間がしっかりと定められています。しかし、介護現場の「リアル」として、その時間通りに休憩を取ることが難しい場合もあるでしょう。たとえば、昼食時の休憩時間とされていても、利用者の食事介助をしながら一緒にご飯を食べることになったり、介護度が高い方の見守りが急に必要になり休憩時間が短くなったりといったケースも起こり得ます。これが慢性化している職場だと、疲労が蓄積し、仕事の質の低下にも繋がりかねません。
休憩中に職場外への外出が控えられるよういわれるケースもあるでしょう。緊急時にすぐ戻れるようにするためや、利用者の急変に備えるためなどの理由が考えられますが、外の空気に触れてリフレッシュしたい人にとっては大きなストレスになります。
休憩時間をしっかり確保できるかを見極めるためには、ゆとりある人員体制が敷かれているかを確認することが大切です。常にギリギリの人数で業務を回している職場では、誰かが休むと他の職員の負担が増え、結果として休憩時間も削られがちです。求人情報や面接で、「休憩時間はきちんと確保されているか」「人員配置基準に余裕があるか」などを具体的に確認しておくことが、入職後のミスマッチを防ぐ鍵となるでしょう。
休憩時間は、心身をリセットするための大切な時間です。そのため、休憩中のスタッフの雰囲気が自分に合っているかどうかは、職場でのストレス度合いに大きく影響します。
休憩中に職員同士が雑談をしながら笑い合うなど、楽しい雰囲気であれば、仕事の緊張がほぐれリフレッシュ効果も高まります。一方で、休憩時間も仕事の話ばかり、あるいは会話がなく重い空気感だと、心から休むことが難しくなります。加えて、それぞれの過ごし方を尊重してくれるかどうかも見極めたいポイント。たとえば、休憩中は静かに本を読んだり、目を閉じたりして自分の時間を大切にしたい人もいるでしょう。そうした個人の過ごし方を否定せず、「一人の時間」を確保できる雰囲気があるかどうかもチェックしたい点です。
できるだけ避けたいのは、休憩室が陰口や愚痴の場所になってしまっている職場です。利用者やほかのスタッフへのネガティブな発言が多い環境では、休憩時間にリフレッシュするどころか、ストレスが加わることもあります。休憩はあくまで自分のための時間と割り切り、自分の中で他者との間に線を引くことが、心を守るうえで非常に重要になります。