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なかなか転職先が決まらなかったりすると、内定を得た段階で安心してしまいがちですが、承諾する前に確認すべきことを怠っていると転職後に後悔することになりますよ。最低限確認しておきたいのは労働時間や給与、休日などの条件面です。
労働時間や給与、休日などの条件が明記された「労働条件通知書」は必ず読んでください。求人情報に記載されている内容や面接で話した条件と違うところはないか、必要な項目が漏れていないか、などしっかり目を通しましょう。
施設や事業所によっては書面ではなく口頭で伝えてくる場合もありますが、労働基準法では、給与、労働時間、勤務地、休日、退職金などの項目について書面で明示することが義務づけられています。口頭だけの場合は、労働条件通知書を書面またはEメールで送ってもらうようにしてください。
労働条件通知書の内容が求人情報に記載されている内容や面接で話した条件と異なる場合は、すぐに採用担当者に確認してください。介護職は早番、日勤、遅番、夜勤といったようにシフトが不規則なので、出勤が難しい時間帯がある場合は、事前に伝えておかないとトラブルの元になります。
また、施設や事業所は住宅地や郊外にあることが多いので、自転車やバイク、車で通勤できるのか、交通手段もこの段階で確認しておくようにしてください。
他にも、配属先や詳しい仕事内容など働く上で気になることがあれば遠慮せず質問してみましょう。質問したからといって印象が悪くなることはありませんよ。不安や疑問を残したまま内定を承諾した方が後悔することになります。
まずは労働契約の期間について。一般的に、正社員は期間の定めのない無期労働契約、契約社員やパートタイマーは期間の定めのある有期労働契約とされていますが、一部例外があります。「入社してみたら有期労働契約だった!」という事態にならないように事前に確認しておいてくださいね。
そうそう、勤務地がどこなのかもしっかり確認しましょう。運営母体が大きいところでは施設や事業所を複数抱えています。「内定先とは違う施設での勤務を求められた」というケースもあるので、勤務先に間違いがないかどうか、また、異動があるかどうかも確認しておくと良いですよ。
介護職はシフトが不規則なので勤務時間はしっかり目を通しておいてください。労働パターンや始業・終業時刻、休憩時間、時間外労働の有無は要チェック項目ですよ。「家庭の事情で夜勤はできない」という場合もあるでしょう。その場合は事前に交渉して了解を得ておくようにしてください。また、その内容がきちんと書面に記載されているかどうかも確認しておいてくださいね。