改善しても効果がないなら思い切って転職しよう

頑張っても状況が変わらないことはある

職場環境が改善されるようにさまざまな工夫を行っても、改善が見込めない場合もあります。その状態で働き続けても心身を追い詰めてしまうだけですよ。自分を守るためにも、介護の仕事を続けていくためにも、職場自体を変えてしまうのも1つの方法です。

自分に合う職場を見つけよう

はっきり言って、ストレスのない職場は存在しません。でも、自分に合う環境で働くことはできます。転職を考えているなら、まずは自分に合う職場を見つけることが大切ですよ。行動に移す前に「自分が働きたいのはどんな職場なのか」を1度整理し直してみましょう。人によって何が働きやすいかは違います。それぞれ目指すものが異なるので、その点を理解した上で転職先を探していくようにしてくださいね。
例えば、休みが取りやすい職場や過度な負担がかからない職場を求めているなら人材が豊富な職場を中心に探すと良いですよ。キャリアアップのサポートがある職場を求めているなら面接時に「資格取得を考えていますがどのような支援がありますか？」と質問してみてください。実際に行っている支援の内容を詳しく教えてくれるので、キャリアアップの道筋が立てやすくなります。

探し方のコツ

まずは「何がやりたいのか」を明確にすること。介護施設と一口に言ってもさまざまな種類がありますよね。それぞれ特徴や働き方が異なるので、自分のやりたいことと合致している施設を探しましょう。自分に必要な資格や介護スキルが見えてくるので、自分のやるべきことが何か明確になります。
複数の施設や事業所を比較することも大切です。1つに絞り込んでしまうと福利厚生や施設のルール、職員の人柄、職場環境などが本当に自分に合っているのか判断することが難しくなるからです。比較対象があった方がどの施設が自分に合っているのかを判断しやすくなりますよ。条件に近い施設をいくつか選び、さらに詳しい情報を集め、どの施設で働きたいかを決めると良いでしょう。
わからないことは直接施設に確認してみてください。ホームページや求人情報には書かれていないことも教えてくれますよ。口コミサイトでも調べることはできますが、その人の主観によって書かれているので偏った意見になりがちですし、福利厚生や規則など本当に知りたい情報は詳しく書かれていません。直接問い合わせることで、実際にその施設がある程度配慮して応えてくれるので、よりリアルな情報を聞くことができますよ。